日本生協連が全国の生協に呼びかけ、「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」(ヒバクシャ国際署名)の取り組みを進めています。
ヒバクシャ国際署名は、被爆者からの呼びかけを受け、計40の市民団体が参加する「ヒバクシャ国際署名推進連絡会」が主体となって2016年4月から取り組まれています。核兵器廃絶への想いを伝えるため、2020年秋の国連総会まで毎年提出していきます。
都道府県ごとに活動組織が立ち上がっています。岐阜県では2017年3月「ヒバクシャ国際署名を進める岐阜県民の会※」(岐阜県民の会)が立ち上がりました。(現在21団体が加入)
岐阜県生協連もこの趣旨に賛同し、設立時から参加し事務局を担い、運動推進をサポートしながら一緒に活動しています。
毎月の街頭署名が活動の中心。粘り強く継続しています。
毎月の署名活動は地味ですが、毎回70~100筆くらいずつコツコツと署名数を増やしています。
10月25日は第11回の街頭署名活動を岐阜高島屋前で行いました。柳ケ瀬商店街を通る方に、被爆者の核兵器廃絶への願いを伝え、日本はもちろん、世界中のすべての国で「核兵器禁止条約」が批准されることを求めて署名を呼びかけました。
そうはいっても署名していただくのはやはり簡単ではありません。
メゲたり疲れたりもしますが、ご協力いただいた方から、
「いつもおつかれさまです。大変だけど頑張ってくださいね」
「核兵器が無い世の中を早くつくらないとね!」
「この署名、しっかり届けくださいね」
など、温かい励ましの声をいただくとまた元気が甦ります。
また、生協の名札を見ていだくと「あら、生協さんなのね」と心よく話を聞いていただける方もみえます。この日の署名活動には13人が参加して、最終的に115筆の署名をいただきました。(過去最高となりました!!)
ヒバクシャ国際署名は、今年の9月までに、全国でおよそ830万筆、生協関係では223生協・連合会から205万筆、岐阜県では9万6,000筆の署名が集まりました。
「日本原水爆被害者団体協議会」事務局長の木戸季市さんが、10月8日~13日に開催(ニューヨーク)された第73回国連総会の軍縮委員会に参加し、生協の署名分も含めた目録を議長に提出されました。目録を受け取ったジンガ議長は「被爆者の方たち努力に感謝と敬意を表したい。国連は悲劇を繰り返さないために取り組んでいく」と述べられました。
(木戸さんはこの日も参加され、大きな声で呼びかけられていました)
100万筆を目標に、2020年までヒバクシャ国際署名に取り組みます。
生協は「台所から平和を」をスローガンに、多くの人がつながりあって平和の活動を進めています。これからも岐阜県内で100万筆を目指し、ヒバクシャ国際署名に取り組んでいきます。
※「ヒバクシャ国際署名」をすすめる岐阜県民の会
(加入順)2018年2月22日現在
- 岐阜県原爆被爆者の会(岐朋会)
- 新日本婦人の会岐阜県本部
- 全岐阜県生活協同組合連合会
- 生活協同組合コープぎふ
- 岐阜県学校生活協同組合
- 岐阜県平和委員会
- 生協労連 コープぎふ労働組合
- 全日本年金者組合岐阜県本部
- 日本国民救援会岐阜県本部
- 岐阜県私立学校教職員組合連合会
- きょうされん岐阜支部
- 岐阜県保険医協会
- 西濃医療生活協同組合
- 岐阜県商工団体連合会
- 生活協同組合ぷちとまと
- 岐阜県民主医療機関連合会
- 弁護士法人ぎふコラボ
- ぎふコラボ西濃法律事務所岐阜法律事務所 いけだ法律事務所友の会
- 新日本婦人の会池田支部
- 新日本婦人の会羽島支部
- 新日本婦人の会美濃加茂支部