岐阜県生協連主催の「SDGs学習会」が、2019年2月12日(火)、岐阜市のハートフルスクエアGで開催され、会員生協から28名が参加しました。
いろいろな場面で「SDGs」という言葉を見たり聞いたりする機会が増えています。
SDGsは2015年9月の国連総会で合意された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に掲げられた、国際的な「持続可能な開発目標」です。
「地球上の誰一人取り残さない」というスローガンのもと、世界中の国々や地域で様々な活動が行われています。日本でも行政や企業、民間団体等で多くの取り組みが進められており、生協の取り組み事例も生まれています。
「SDGsって何だか難しそう」というイメージがありますが、この日の学習会では、講師の新良貴泰夫さん(日本生協連サステナビリティ推進部)から、
- 私たちの世界で今何が起きているか? どのような問題が起きているか?
- 持続可能な開発目標(SDGs)とは
- SDGsをめぐる世の中の動き
- なぜ生協がSDGsに取り組むのか
- 取り組み方のヒント
の流れで、丁寧に分かりやすく講義していただきました。
もともと生協はSDGsに取り組んできた組織であって、17の目標すべてに関係する多様な社会活動を行っておりポテンシャルが高い。各方面からSDGs推進主体として期待されていることがわかりました。
例えば、目標12「つくる責任・つかう責任」の流れの中に多くの目標達成のプロセスを含んでいます。
質疑応答の中では、参加者から、
「今の国際情勢は複雑な局面もあるが、各国が足並みそろえて進めていくことが重要だと思う」「達成困難な目標に対して諦めずに『どうやって達成を目指すのか』という視点か大切だと思う」という問題意識や、
「日本生協連が『SDGs行動宣言』掲げた目標は主婦にとってわかりやすく、くらしから進めていけるという実感がもてます」という意見が出されました。
この日の学習会では、SDGsをかなり身近なものとして感じることができました。
そして、これからSDGsを推進していくにあたり、地域の生協として大事なことは、今生協で進めている取り組みに地域の課題を掛け合わせて行動目標と計画をつくること、そして2030年を見据えて本気で継続していくことが必要だということを学びました。
参加していただいた県連各生協の皆さま、そして、講師をつとめていただいた新良貴泰夫さんにあらためて感謝いたします。