2019年2月21日(木)、生協会館新大阪で「2018年度 関西地連大規模災害対策連絡会」が開催されました。昨年度までの協議会形式から年1回の連絡会に位置づけが変わり始めての開催となりました。
この日は17生協(府県連・事業連合)から21名が参加し、日本生協連からの報告や、全国生協の災害対応報告を受け交流しました。
まず、日本生協連から、2018年に発生した4件の大きな自然災害(1月2月の関東・北陸豪雪、6月の大阪北部地震、7月の西日本豪雨)への対応の中から浮かび上がった課題を踏まえ、予測が可能で進行型の大型自然災害への対策を整理していくこと、「全国生協BCP」をさらに補強していくことの報告がありました。
全国生協の事例報として、「平成30年7月豪雨災害のコープCSネットの対応報告」と「2018年2月大雪のコープ北陸事業連合対応報告」があり、両事業連合が災害発生から会員生協とともに進めた事業継続対応について学びました。
- 各部門で役割分担をもっと具体的に決めておくこと。
- 会員生協における職員の安否確認レベルを高めること。
- 事業所の被災に備え、人や車両の相互支援体制を構築しておくこと。
- 職員の安全確保や疲労回避のための対応策を決めておくこと。
- 欠品による組合員や現場の混乱を回避するためのイレギュラー対応の線引きとルール化。
- 県との災害協定に基づく要請に対応する体制や役割分担。(会員生協、事業連合、県連)
などが教訓として報告されました。
この日の連絡会は貴重な学びの場となりましたので、「岐阜県生協連事業継続計画(BCP)」の見直しを2019年度方針に盛り込み、具体的な課題と目標を設定していきます。
この日の参加生協
(参加)
トヨタ生協、岐阜県生協連、コープぎふ、三重県生協連、コープいしかわ、滋賀県生協連、京都府生協連、ならコープ、大阪いずみ市民生協、大阪よどがわ市民生協、おおさかパルコープ、和歌山県生協連、わかやま市民生協、コープこうべ、大学生協事業連合関西北陸地区、コープきんき事業連合、大阪府生協連
(報告)
コープCSネット、コープ北陸事業連合