SDGsが少し身近になりました。
2019年3月14日(木)、岐阜県協同組合間提携推進協議会主催の「協同組合に関する学習会」が開催され、県内の15の協同組合から、若い世代の職員25名が参加しました。
午前は、お米の製造工程と、生協の共同購入事業について学びました。
午前は2か所の施設見学を行いました。JA全農岐阜の精米センターでは、農家から小売までのお米の流れや、精米センターについての説明を聞き、2班に分かれて製造ラインを見学しました。20近い工程の大半に木片やガラス、金属類その他の異物の除去工程が設定されており、厳重に異物混入対策が行われていることがわかりました。
続いて、コープぎふの各務原支所では、商品が入荷してから組合員さん宅に配達に向かうまでの作業の様子を見学し、倉庫にある商品や資材類についても支所長の神谷さんから説明を受けました。組合員さんにお届けする商品は、常温、冷蔵、冷凍の温度帯に分かれており、きちんと温度管理されて届けられていることがわかりました。
これなら楽しい!! 「SDGS」もカードゲームで身近に感じられそう!
午後は、コープぎふの会議室をお借りしての学習交流会。アイスブレークと自己紹介で始まり、まずは協同組合について簡単におさらいした後、本題の「SDGsと協同組合」の学習。SDGsの17のゴールについて大まかに講義を受け、5つのグループに分かれての「SDGsカードゲーム」です。
基本はトランプのババ抜きと同じですが、ゲームをやりながら17のゴールやその目標について自然に学べるようになっているのが特長で、しかも楽しい!どのチームも開始早々から大盛り上がりとなりました。初対面でも全く平気ですぐに打ち解けてできる、このゲーム、「けっこうなスグレモノ」です。
そして、ゲーム終了後は、各グループで「私たち協同組合ができること」を話し合い、発表しあいました
- 職場で節電や省エネを強化したい。
- 農家や生産者向けの研修会。
- 穫れすぎた野菜は子供食堂で使ってもらえるしくみづくり。
- フェアトレード商品の取り扱いを増やす。生産者の写真や情報の店内掲示。
- 個人でもフェアトレード商品を意識して購入する。
- リサイクル活動の強化と組合員さんへのおしらせ、呼びかけ。
- 残業時間を減らす仕事改善や、有休休暇の取得率向上。
- 働き方改革を協同組合が率先して他企業のお手本になりたい。
- 農産物の売上金の中から困っている国への寄付や援助を。
- ペットボトルキャップの回収。
- 車のエコ運転。
- その他
など、幅広い角度から発表されました。
今回が初開催の「協同組合に関する学習会」でしたが、各協同組合の若い世代の皆さんが、協同組合やSDGsのことを少しでも身近に感じてもらえるきっかけづくりのお手伝いができたと思います。
また、このカードゲームは職員や組合員さんの学習にも活用していただけると思います。
事務局としてお世話になった、JA岐阜中央会の皆さん、準備や運営でご協力いただいた、JA全農岐阜、コープぎふの皆さんに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
◆お昼はコープぎふ芥見店のお弁当と、ロングセラーの提携商品「せいきょうミルクプリン」「明方ハム(生協仕様、JAオリジナル)」の食べ比べを行いました。
※明方ハムの食べ比べ。どちらかわかりますか?
●参加者の皆さんと所属組織
岐阜県学校生協 | コープぎふ | 岐阜労済生協 |
西濃医療生協 | 生協ぷちとまと | 美濃酪連 |
JAにしみの | JAいびがわ | JAめぐみの |
JAひだ | JA岐阜信連 | JA全農岐阜 |
JA共済連岐阜 | JA岐阜中央会 |