2019年5月13日(月)、岐阜市のぎふ清流文化プラザで「岐阜県交通安全県民大会」が開催されました。この大会は県交通安全対策協議会の主催で、春の交通安全運動に合わせ毎年開催されています。
同協議会の実施機関・団体は官公庁や県内の多くの関係団体等で構成されており、全岐阜県生協連も「その他の関係団体」の一員として登録しています。
大会の最初に、交通事故犠牲者への黙とうを全員で行い、神門副知事の主催者挨拶の中では、大津市の園児死亡事故や養老町の高齢者死亡事故など重大な事故が多発しており、「全てのドライバーが加害者になる可能性を持っていることを心に刻み運転しなければならない」との呼びかけがありました。
岐阜県の昨年の交通事故による負傷者数は6,394人と前年より1,000人減少しましたが、死亡者数は91人と逆に16人増加しています。その6割以上が高齢者であること、また高齢者が加害者である事故も増えています。
続いて、交通安全功労者表彰(71人、22団体、5校)、安全運転の誓い、交通安全活動事例発表、交通安全落語、2019年度岐阜県交通安全活動推進要領の報告がありました。
「目標を達成するためには、何を最重視すればよいか」を軸に活動し成果が生まれています。
特に印象に残ったのは岐阜城北高校家庭クラブの生徒さんの事例発表でした。過去に起きた通学中の自転車と自動車の接触死亡事故をきっかけとし、交通安全マスコットや学校付近の危険箇所マップ作成などを生徒さんが行い、事故件数の減少や交通マナー意識の向上につながっているそうです。何かを作ることが目的ではなく、「どうしたらドライバーから城北生が発見しやすくなるか」「どうしたら事故を無くせるか」に視点を置いて活動されていることが成果となっていると感じました。ぜひ見習いたいと思いました。