活動の報告

~平和っていいね~ 「第3回こども平和ひろば」が開催されました【19.8.27】

2019年8月24日(土)、今年も岐阜市正木のマーサ21マーサホールをお借りして「第3回こども平和ひろば」が開催されました。来場者と関係者でおよそ350人の参加で賑わいました。

●平和のことを家族で話すきっかけにしてほしい。

こども平和ひろばのテーマは、こどもたちが平和について考える「きっかけ」となる場づくりです。夏休みに親子で気軽に参加していただき、未就学児から小学生をメインに楽しく参加してもらうこと、あわせて、同伴の大人も平和について考え、家庭でおしゃべりしてもらうことを大切にしています。

●コーナー企画は、スタッフの創意と工夫でさらに充実しました!

今年も各コーナーで入念に準備してこの日を迎えました。

こども平和ひろばは、コーナー企画とステージ企画で構成されています。コーナー企画は実行委員会のメンバーが分担して、平和の絵を書いたり、おりがみ・しおりづくり、昔あそびなど楽しく体験したり、戦争に関するパネル展示、生協の平和の活動やユニセフの展示、被爆者の方のお話を聞けるコーナーなど、見たり話したりして楽しく学べる場をたくさんつくりました。

(左)「おりがみ・しおりを作ろう」コーナー。折り鶴やラミネートのしおりづくりなど、夏休みの宿題にも役立てていただけました。 (中) 「読み聞かせ、読書コーナー」。
子どもさんに平和の本を読み聞かせされるお母さん。一人ひとりが伝えていくことが大事ですね。ありがとうございました。
(左)岐阜空襲コーナーではパネル展示や焼夷弾・火たたき棒・防空頭巾など戦争時の物資を触って確かめることができました。 (中) 「福島の今を知ろう展示」。小野久美さんがコーナー展示とリレートークで原発事故の様子などを説明してくださいました。 (右) 「平和の活動のパネル展」。生協の「ピースアクション2019」や他団体の平和活動の様子をパネルにして掲示。久保田弘信さんの写真も展示しました。
(左)「ユニセフのパネル展」。アフリカの水がめ(15kg)を持ってみる体験や、「もったいないばあさん」絵本の読み聞かせもやっていただきました。(中)「平和の花を描いてみよう」コーナー。平和のメッセージを書いた花を貼ってもらい平和の木が満開になりました。(右)「被曝者の体験を聞こうコーナー」。岐阜県原爆被爆者の会(岐朋会)の皆さんにお話をしていただきました。

●みんなが参加して楽しめる! ステージ企画は今年も魅力いっぱいでした!!

やっぱり歌や演奏、ダンスがあると会場全体が華やぎます。出演者の皆さんありがとうございました。

もう一つの柱であるステージ企画は、開会挨拶に続いて「ぎふ早田太鼓」の演奏に始まり、平和のフォークソングコンサート、ハーモニカ演奏、空襲の紙芝居、キッズダンス、ピースアクションの参加報告、そして今回初企画のピースリレートーク、平和を願う群読などの企画が盛りだくさん! ステージと観客席が一体となり楽しく盛り上がりました。

(左)コープぎふ吉岡専務理事の開会挨拶に続き、(中)ぎふ早田太鼓に「響け未来へ」「友人」をド迫力で演奏していただきました。(左)上野芙美さんによる紙芝居「ハマユウの咲く頃」。岐阜空襲当時の生活を自ら画かれた作品です。
(左)きんちゃん(高橋勤さん)と青木和さんのピースコンサート。「はばたけ~♪ 折り鶴~♪ 私からあなたへ~♪♪」会場みんなの心が一つになりました。(中)佐藤君子さんのハーモニカ演奏。「何かお年寄りに喜んでもらえることがしたい」と10年前から始められました。年々上達されていてスゴい!! (右)「カルチャーアカデミー・マーサ教室」キッズ&ジュニアダンスの皆さん。この夏の猛練習の成果を発揮していただました。この日一番の盛り上がりでしたね!
(左)(中)蟹沢保子さん、高綱ありささん、伊藤陽子さん、井貝充希さんによる今夏のピースアクションinヒロシマ・ナガサキの報告。皆さんから率直に感想などを話していただけました。(右)水野美恵子さんによる多治見空襲の紙芝居。空襲の生々しさをリアルに伝えていただきました。事実を直視していかなければならないと感じました。

●戦争を風化させないために、貴重な体験を継承していきましょう。

河村たか子さんのコーディネートで中村武宏さん、小野久美さん、加田弘子さんによるピースリレートーク。被曝や震災による差別や偏見から国民としての基本的な権利が奪われたこと。事実を伝えていくことの大切さ、待っていては平和は近づいてこない、行動することが必要であると学びました。

この日は10時の開会から15時のグランドフィナーレまで、こどもさんから大人の方まで、大勢の参加で楽しく充実感いっぱいの一日になりました。実行委員会への参加組織やこどもさんの参加(出演、来場)が年々増えており、地域とのつながりが着実に強まっていると感じました。





グランドフィナーレは「楽しい群読ほっこり」の皆さんによる平和を願う群読「ヤクーバとライオン」。最後は会場全員で「へいわってどんなこと?」。一人の声が全員の声になる安心感を感じました。

ご参加いただいた皆さん、実行委員会の皆さん、ご支援ご協力をいただいた皆さん、本当にありがとうございました。今年も会場をお貸しいただいたマーサ21さんにも感謝申しあげます。




日本原水爆被害者団体協議会事務局長の木戸季市さんの閉会挨拶。二度と戦争を起こさないよう、みんなで行動しましょう。

今年で戦後74年。日本の総人口の8割以上の人が戦後生まれになりました。私たち戦争を知らない大人が戦争の歴史や事実に真摯に向き合い、平和の尊さを自分の言葉で次の世代に伝えていくことが大事だと感じます。岐阜県生協連は、こどもも大人も一緒に感じて学ぶ場づくりをこれからも応援していきます。

実行委員会の皆さん、今年も本当におつかれさまでした。これからも平和の活動をご一緒に進めましょう。

※こども平和ひろば実行委員会の参加団体

「こども平和ひろば」は、「こども平和ひろば実行委員会(※)」が主催し、岐阜県内の生協や団体が参加して企画・運営する催しです。一昨年から始まり今回が3回目の開催となりました。岐阜市・岐阜市教育委員会の後援を受けています。
全岐阜県生活協同組合連合会(岐阜県生協連)は毎年実行委員会に参加し、県連の会員生協の皆さんと一緒に計画づくりや当日運営をサポートしています。

岐阜県原爆被爆者の会(岐朋会)
岐阜県学校生協
西濃医療生協
きょうされん岐阜支部
国民平和大行進実行委員会
岐阜県ユニセフ協会
ぎふ西部子ども劇場
ぎふ山県子ども劇場
ぎふ中部西子ども劇場
コープぎふ、コープぎふ労働組合
全岐阜県生協連
その他有志の皆さん