活動の報告

ヒバクシャ国際署名「第9回岐阜県民の会推進連絡会」が開催されました【19.9.24】

岐阜県民の会推進連絡会は年4回開催されています。岐阜県原爆被爆者の会(岐朋会)からも加田代表をはじめとして皆さん毎回出席していただいています。

2019年9月19日(木)、岐阜市のハートフルスクエアGにて「第9回岐阜県民の会推進連絡会」が開催されました。
全岐阜県生協連も県連会員生協代表の方とともに出席し、ヒバクシャ国際署名の進捗状況を確認し、これからの活動の検討議論を行いました。

代表世話人の安藤征治さん。本巣市・羽島市の教育委員会にヒバクシャ国際署名を呼びかけていただきました。

ヒバクシャ国際署名(ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名)は、計40の市民団体が参加する「ヒバクシャ国際署名推進連絡会」が主体となって2016年4月から取り組まれています。日本生協連が全国の生協に呼びかけ、核兵器廃絶への想いを伝えるため、2020年秋の国連総会まで毎年提出していく取り組みです。



代表世話人の古川秀昭さん。「俳句に書いた暴風雨という季語は、最近は台風のみでなく、現在の政治や経済、社会の様子も表わしているようです」

都道府県ごとに活動組織があり、岐阜県では2017年3月「ヒバクシャ国際署名を進める岐阜県民の会※」(岐阜県民の会)が立ち上がりました。(21団体が加入)
岐阜県生協連もこの趣旨に賛同し、設立時から参加して県連会長理事が会の代表世話人を務め、事務局を担い、毎月の街頭署名や諸団体への働きかけなど一緒に活動しています。



被団協の木戸事務局長。岐朋会の副代表も務められます。「この夏の印象に残る言葉は長崎市長の『ヒバクシャがいなくなる日が来る』でした。ここまで創りあげてきたこの運動をどうするか、が喫緊の課題となっている」

この日の推進連絡会は、安藤征治さん、古川秀昭さんの両代表世話人の開会挨拶に続き、日本被団協事務局長の木戸季市さんから今夏の全国の情勢報告や今後の活動への課題提起がありました。



県連の河原事務局長。「岐阜県の署名数は8月で約1万筆増えて計12万2,000筆になりました。8/24こども平和ひろばで配布した署名用紙が送られてくるなど確かな動きがあります」

次に、県民の会事務局長の河原洋之さん(県連事務局長)より、岐阜県の署名活動の到達状況や活動事例の報告がありました。今年から始めている議員署名は、本人38筆、署名済み9名、同封署名250筆が集まっており、署名活動に新しい動きが生まれていることを実感できました。



その後の意見交流の中では、岐阜県学校生協の村上理事長から平和教育に関わる問題提起、岐阜県生協連の佐藤専務理事からは郡上市のお寺での署名活動のひろがりの事例紹介、生協ぷちとまとの子安専務理事から8月から取り組んでいる署名活動の様子や成果が紹介されました。

(左)岐阜県学校生協の村上理事長。「学校での平和教育においては教師がしっかりとした問題意識を持つことが重要です。小学校から大学まで継続的な教育を行うことの必要性を感じます」  
(右)生協ぷちとまとの子安専務理事「生協名を署名用紙に入れて8月から取り組んでいます。9月に入り署名数は1,119筆まで増えています」

また、コープぎふの福永博隆さんから夏季の署名活動と職員学習会の様子、同じく理事の堀部智子さんからピースアクションヒロシマ・ナガサキ「こども平和会議」へのコープぎふから参加があったことなど、岐阜県生協連の会員生協からもたくさんの発言がありました。

(左)コープぎふ理事の堀部さんと(右)福永さん。この夏のピースアクションの取り組みやコープぎふの署名活動のことを報告していただきました。「全体の7割いる会えない組合員さんにどいやって伝えていくかが生協の課題です

最後に代表世話人の大坪光樹さん(県連会長)から、本日の論議の感想と、若い人の参加に視点を当ててながら、これからもこの運動を粘り強く取り組みたいと決意が述べられ、この日の会議を終了しました。

次回の岐阜県民の会推進連絡会は、12月12日(木)に開催されます。





【番外編】
この夏の取り組みで組合員さんから集まった署名用紙と生協ぷちとまと子安専務理事。「たくさんの署名をいただきありがとうございます」