2019年10月11日(金)、富山市のホテルグランテラス富山において、第42回東海北陸生協行政合同会議が開催されました。この会議は、東海北陸6県(愛知・石川・岐阜・静岡・三重・富山)の生協連合会で構成する「東海北陸生協県連協議会」が主催して、開催県を回しながら毎年開催しているものです。
この日の会議は、主催者やご来賓からの挨拶に続き、日本生協連の「全国の生協の社会的取り組みについて」の報告、そして特別講演は、富山市環境部環境政策課の東福光晴課長代理から「SDGsは未来からの課題 ~世界や国の動向と富山市の取り組み」の演題でお話しいただきました。SDGsの基本をおさらいした後、「SDGs都市とやま」の取り組みについて報告いただきました。
富山市の取り組み「SDGsは未来からの課題」
富山市では増加する課題に対し、公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトなまちづくりを目指し、
- ①公共交通の活性化
- ②公共交通沿線地区への居住推進
- ③中心市街地への活性化
を3本柱とした施策が進められておりいるとのことで、 の取り組みの一員に生協も参加されています。同じような課題を持つ岐阜の私たちにも大変参考になると感じました。
安心してくらせる地域づくりの取り組みに、生協の役割りを果たしていきたい。
その後、休憩を挟み、各県行政の出席者から自県の消費者行政の取り組み報告がありました。岐阜県からは環境生活部県民生活課の河村広美主査が「岐阜県の消費者行政について」として、
1.岐阜県の消費者行政における組織体制…環境生活部県民生活課生活課、県民生活相談センター、県事務所
2.岐阜県の消費者行政に対する主な取り組み…3つの柱につよる消費者施策(事業)
3.県内の消費相談窓口設置状況・相談状況…相談件数は増加傾向。近年は県への相談件数より、身近な窓口である市町村への相談件数が多くなった。
4.岐阜県内の生協の状況
が報告されました。
その中では、「県が進める消費者安全確保地域協議会(見守りネットワーク)の設置支援を生協と一緒になって進めていきたい」「私がSDGsを知るきっかけとなったのが生協の活動報告資料を見たことでした」「今回の県総合防災訓練で初実施した「災害ボランティア連絡調整会議設置訓練」に生協連からも参加していただきました」など紹介があり、私たち生協の取り組みをいつもよく見守っていただき、そして期待していただいていることを感じました
最後は、富山県生協連の若林専務理事から富山県生協連の活動報告があり、この日の会議を終了しました。今回は台風19号が本州に接近する中での開催となり、当初のスケジュールを短縮するなど、準備や運営面で富山県生協連の皆さまには例年以上にご苦労をおかけしました。感謝しお礼申し上げます。
ちなみに、来年は愛知県での開催予定です。※岐阜県は3年後の予定となります。
◆岐阜県からの出席者 ※敬称略
岐阜県環境生活部県民生活課 主査 河村広美
全岐阜県生協連 会長理事 大坪光樹
岐阜県学校生協 専務理事 片桐 学
岐阜大学生協 専務理事 高木利彰
岐阜労済生協 専務理事 森田幸治
全岐阜県生協連 専務理事 佐藤圭三
■おまけ
台風の影響で翌12日は特急列車が軒並み運休となるなど北陸の交通にも大きな影響がでました。
今回の台風で被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。一日も早く復興が進むことをお祈りするとともに、支援活動にも参加していきたいと思います。