2019年11月18日(月)、19日(火)の2日間、岐阜県の主催で、岐阜県社会福祉協議会、ぎふNPOセンター、清流の国ぎふ防災・減災センターが協力する「災害ボランティア支援職員スキルアップ研修<災害ボランティアセンター支援編>」が開催されました。
岐阜県では、平成30年7月豪雨災害の検証結果を踏まえ、昨年から災害ボランティアの受入体制の強化にかかる取組みを進めています。この研修会はその一環として、災害ボランティア団体の職員等を対象に、災害ボランティアセンターを支援するために必要な知識の習得などを目的とするもので、今年7月に続いての開催となりました。
今回は市町村の社協職員を中心に定員を超える70名以上が参加しました。
岐阜県生協連も岐阜県の「災害ボランティア連絡調整会議」の構成員であり、災害ボランティア活動の中で期待される役割があります。今回は、コープぎふの尾関さん、村上さん、古澤さん、県連の佐藤、河原さんで参加しました。
1日目の午前は、災害ボランティアセンター(以下災害VC)運営の中心である社協の役割や、社協ネットワークによる災害VC支援体制(JVOADや支援P)など講義を受け、生協の位置づけなどを再確認できました。午後は昨年の関市災害VCを運営しての課題等の講義の後、6人前後のグループで演習を行い、自分の地域で災害関係で心配なことや、災害VC立ち上げの問題点と解決策を話し合いました。
2日目は、支援Pや岐阜県の取り組みの講義を受けた後で、熊本県と御船町社協の方、中央共同募金会(支援P事務局)の方をパネラーに招き、熊本地震を事例したパネルディスカッションを聞いて学びました。その後の演習では「災害VCの運営」をテーマに、VC運営で考えられる問題点と、それについての準備策を出し合いました。
2日間に渡り、JVOAD代表の栗田さんが進行やコーディネート役を務められました。かなりボリュームのあるプログラムでしたが混乱なく進めることができました。
今回の研修会を通しては、災害ボランティア活動も、平常時からこういう研修などを通して関係者が顔の見える関係をつくっておくことが重要性であること、いざ本番でそれぞれが責任を持って果たす役割を明確にしておくことを改めて学びました。岐阜県生協連の取り組みに生かしていきます。