2020年2月3日(月)、瑞浪市役所会議室において、瑞浪市の消費者行政窓口部局と消費者ネットワーク岐阜世話人会との懇談会が開催されました。
同市からは、まちづくり推進部(生活安全課)と民生部(高齢福祉課)から5名、消費者ネットワーク岐阜からは大藪千穂代表以下6名が出席しました。
消費者ネットワーク岐阜は、県内の各市町村の消費者行政の実情を知るために2012年から毎年懇談会を開催し消費者行政窓口部門の方と意見交換しています。
また近年は、岐阜県の方針として定められた「消費者安全確保地域協議会」の設置についての交流も懇談テーマに加えています。
この日の懇談会は消費者ネットワーク岐阜の大藪代表の開会挨拶に始まり、双方出席者の自己紹介に続き、瑞浪市から今年度の消費者相談の状況や特徴的な取り組みについて紹介していただきました。年間でおよそ100件の消費生活相談件数があり、内訳は通信販売に関するものが多いこと、特に健康食品・化粧品等の定期購入トラブルが増加しているそうです。また目新しい分野として、今年度は副業ビジネス(情報商材)トラブルの相談が5件寄せられているそうです。一人暮らしのお年寄りだけでなく、高校生など若い世代が狙われているのも近年の特徴だそうです。対策として瑞浪市では防災無線に加え防災ラジオを各世帯に配布(貸与)されたり、防災・防犯「絆」メールやLINEも活用し、生活安全課と高齢福祉課が日常的に連携して消費者被害の防止対策を幅広く進めていることがわかりました。
消費者ネットワーク岐阜からは、消費者行政担当部局と福祉部局などが定期的に情報共有する場を持つことの有効性や「訪問販売お断わりステッカー」が各地域で活用されていることを紹介しました。
最後に消費者ネットワーク岐阜の花井副代表からお礼の閉会挨拶がありこの日の懇談会を終えました。