活動の報告

「地域福祉推進フォーラム」に参加しました【20.2.17】

2020年2月14日(金)、岐阜市社会福祉協議会が主催する「地域福祉推進フォーラム」が岐阜市のホテルグランヴェール岐山で開催され、社会福祉協議会や行政、自治会関係者などおよそ150人が参加しました。

今回のテーマは、「地域が支える・地域を支える」~災害ボランティアの視点から~。被災地が多様な災害ボランティアを受け入れるために必要な受援力を高めることについて、参加者が学び考えることを目的に開催されました。
岐阜県生協連も岐阜市の社協さんから呼びかけをいただき参加しました。

講師の李さんとは、岐阜県生協連も昨年からつながりがあります。頼もしいアドバイスザーです。

開会挨拶・主旨説明に続き、特定非営利法人にいがたボランティアネットワーク理事長の李仁鉄氏による講演を全体で聴きました。豊富な災害ボランティア活動からの実例をたくさん紹介していただき、

  • 防災時の行動は「速く」よりも「早く」が大事。最後の最後での脱出型ではいけない。
  • 要配慮者の災害時死亡率は2倍。災害は誰にも均等に起きるが、弱い人に被害が集中する。
  • ボランティアの受援で重要なのは、いつ?、どこで?、誰が?、何に困っているか?のニーズを掴むこと。そのうえで被災者の気持ちになって考えることが大事。災害ボランティアの仕事は「力仕事」のイメージが強いが、サロン活動のように、誰もがかかわってできる仕事もある。
  • 被災者は困りごとをなかなか教えてくれない。「大丈夫ですか?」の声かけは、顔見知りの人からだからこそ答えてもらえる。外部の支援者はその時に「深く」見る、地域の人は「長く」見ることができる。

など、地域の人、外部からの支援者、専門家など多様な人々が、自分ができる役割を分担してかかわることが高い受援力につながることを学んだフォーラムでした。貴重な学びの場を提供いただいた、岐阜市社会福祉協議会の皆さま、関係者の皆さまに感謝いたします。