2021年3月26日(金)、岐阜市のハートフルスクエアGにて、2021年度第1回の岐阜県ピースアクション連絡会を開催しました。

この連絡会には、生協など平和を願い活動する団体が集まり、毎年の平和の取組み(ピースアクションぎふ)の進め方を相談しています。
この日は、7団体から10人が参加しました。

１．2020年度「ピースアクションぎふ2021」の取り組みの振り返りを行いました。

(1) 2020年度活動のまとめと各取り組みのふりかえりを行いました。
　①学び、語り継ぐ
　・ピースウェーブ2020inぎふ
　・被爆体験を語る講師団の育成について
　②被爆者を支える
　・原爆と人間展の取り組み
　③ネットワークを強めて、核兵器廃絶にむけた取り組みを進める
　・ヒバクシャ国際署名の取り組み
　・ピースリレーの取り組み
　④こども平和ひろばの取り組み
　⑤その他・・・ピースアクション補助の報告

２．日本生協連「ピースアクション2021」キックオフ集会の報告をしました。

コープぎふ理事の堀部さんより、「クロストークセッション」、「生協の平和活動の紹介」について報告されました。長崎県の、子供に向けに使っている「ピースバトン・ナガサキ」の取り組みの事例が紹介されました。また、県連より日本生協連の2021平和活動分野の方針について説明しました。

ここでの意見交流では、
・子どもが、戦争を「かっこいい」「悪者をやっつけたい」と考えるようになるのが心配。
・自衛隊高等工科学校の志願率が高いなど、自衛隊の災害支援のイメージだけが先行していないだろうか、気になる。
・コロナでの就職難や生活の厳しさが増していることも背景になっている気がする。
・こういう状況の中で、子どもたちに平和についてどう伝えていくかが大事である。
などの意見が出されました。

３．「ピースアクションぎふ2021」の取り組みについて話し合いました。

情勢と基調を確認した上で、柱となる取り組みについて協議しました。
この中では、学び、語り継ぐ取り組みとして、昨年度までの「ピースウェーブinぎふ」からつながる取り組みや、被爆体験を語る講師団の育成については継続検討していくこととし、岐阜県原爆被爆者の会(岐朋会)の「原爆と人間展」の支援を強めていくことや、昨年度はお休みした「こども平和ひろば」の再開をこども平和ひろば実行委員会(4/8)で相談していくことを確認しました。ピースリレー(平和行進)については、国民平和大行進と連携して、「ぎふ折り鶴平和行進」の取り組み方を実行委員会で相談していくこととしました。
そして、「ヒバクシャ国際署名」を一歩進める取り組みとして、日生協被団協などいろいろな団体の署名活動を参考に取り組み方を検討することとしました。

意見交流では、
・2019年度の原爆と人間展は、コロナでできなかった会場もあったし、日程を替えた会場もあった。新しくできた会場もあった。コロナで単純に中止だけではなくて、いろいろ工夫して取り組みができた。
・平和大行進の予定は、全県一律にはならないので、一応は従来の枠組み(日程)としつつ、県単位で取り組み方を決めていくことになる。
・細かなスケジュールも決定しないことから、今年のチラシは、各取り組みのお知らせ的なスタイルとして、4月末の状況で掲載する。あくまで「予定」として、緊急事態宣言が出たら中止ややり方変更はありうることを明記する。一緒に行進できなくとも、一人ずつの行進を募ることなどのアイデアを、ぎふ折り鶴平和行進実行委員会(4/8)に提案して相談したい。
・被爆者の証言の録画を始め、今まで話さなかった人が「自分たちが生きている間に」という思いから、話したい気持ちになってきたと感じる。
・若い人が増えているのでオンラインも活用して。講師団の育成もオンラインを活用すればできそう。1～年2年継続の研究課題にしてもよいので、これからの要になっていく気がする。
・今、社会が根底から変わるような激動の予感がある。核兵器廃絶はその代表的なものの気がする。間違いなく世界は変わるだろう。

などの意見が出されました。

最後に、「ヒバクシャ国際署名をすすめる岐阜県民の会」の活動報告動画を全員で視聴しました。

次回連絡会は、4月23日(金)に開催します。　

■岐阜県ピースアクション連絡会の構成団体

岐阜県学校生協　
西濃医療生協　
被爆者の願いを継承する岐阜県民の会　
岐朋会（被爆者の会）
きょうされん岐阜支部　
国民平和大行進実行委員会　
コープぎふ
コープぎふ労働組合　
全岐阜県生協連