活動の報告

2021年度「協同組合を考える集い」が開催されました【21.8.5】

協同組合ネットいばらきの小山均氏の事例発表

2021年7月5日(月)、岐阜市のぎふメディアコスモスにおいて、岐阜県協同組合間提携推進協議会(構成団体:JA岐阜中央会、JA全農、岐阜県酪連、岐阜県生協連)主催の「協同組合を考える集い」が開催され、県内の協同組合と連合会から63名が参加しました。

この集いは、協同組合を取り巻く近年の情勢を確かめ、県内の協同組合の職員が協同組合の価値について理解を深め、相互に学ぶことを目的に1992年から毎年開催されています。昨年はコロナで中止となりました。今年度は、YouTube LiveによるWEB配信を併用し、会場参加者数は絞っての開催となりました。

JA岐阜中央会の川村参事の司会で始まり、岐阜県酪農の朝日会長理事の開会挨拶に続き、協議会幹事会の座長である岐阜大学の李侖美准教授から、この「集い」の趣旨、岐阜県の協同組合間提携推進の歩みや主要な取り組み、協議会の構成組織(3協同組合)の組織についての報告がありました。合計組合員数は833,774名と岐阜県人口の42%に相当し、着実に増えています。

続いて、日本協同組合連携機構(JCA)の佐藤憲司マネージャーから「全国の協同組合間提携の事例」として、兵庫県におけるJAと生協の移動購買での連携や、北海道や広島を始めとして全国で行われている学生・子供の支援の紹介がビデオレターでありました。

「連帯は誰とでも」

休憩をはさみ、協同組合ネットいばらきの小山均氏(茨城県生協連副会長)から、協同組合ネットいばらきの発足(2013年)までの経過、東日本大震災時のボランティア活動の実践、茨城大学ボランティア講座、子ども食堂の解説と支援、おたがいさま活動の展開状況、その他にも数多くの取り組みについて紹介していただきました。連携を進めるキーワードとして言われた「ゆるやか」「あいのり」「やってみる」が印象に残りました。協同組合間で事業や分野の違いはあれど、理念は同じであり、連携は必ずできるという信念を持つこと、また、行政、企業、NPOなど、地域のあらゆる団体と手を結んでいくことの大切さを教えていただきました。

コロナ禍が長期化する中で、協同組合を巡る情勢や課題について考える貴重な学びの場となりました。また、事務局として準備と運営に従事していただいたJA岐阜中央会協同活動推進課の皆さまに感謝いたします。

■この日の参加状況(オンライン含む)
  • JA関係 …39名
  • 生協関係 …20名
  • 酪連関係 … 5名
  • 講師 他   … 2名
■全岐阜県生協連からの参加者
  • 岐阜県学校生協 …3名
  • 岐阜労済生協 …3名
  • 岐阜大学生協 …2名
  • コープぎふ …6名
  • 岐女短生協 …1名
  • 生協ぷちとまと …3名
  • 岐阜県生協連 …2名