2021年8月18日(水)、瑞穂市の駅西会館で開催された「被爆ピアノラストコンサート」に参加しました。
この日のコンサートは、当初は岐阜被爆2世の会の主催で準備されていましたが、先週からの新型コロナ再拡大の状況から、瑞穂市のたんぽぽ音楽事務所(入君正美さん・京子さんご夫妻)の主催に変更して行われました。
被爆ピアノコンサートは、2001年から20年間に渡り全国で約1500ヶ所(2500回)以上で企画され、特にこどもたちへの命の教育、人権教育、平和学習等で大きな役割を果たしてこられました。
ご自身も被爆2世であり、この被爆ピアノコンサートを続けてこられたピアノ調律師の矢川光則さんがお話をしてくださいました「被爆者は齢をとりいずれは亡くなっていくけれど、ピアノは100年を超えても残り、被爆のことを伝えていくことができる。大きな役割を果たしてくれていると思う」という言葉が心に残りました。
被爆ピアノたちは100年を経過し限界を迎えてきたことから、全国でのコンサートは今年で終わることになりましたが、広島市安佐南区の矢川ピアノ工房の敷地内に「被爆ピアノ資料館」を建設し7月に開館したそうです。長い年月をかけて全国を巡った被爆ピアノは、今度は新しい資料館で全国から平和を願う人々が訪れるのを待ってくれるのだと思いました。
この日のコンサートには、被爆者の願いを継承する岐阜県民の会から、代表世話人の古川秀昭さん、事務局の今井雅巳さん(岐阜被爆2世の会代表)、赤塚さとみさんが参加されました。