活動の報告

「岐阜県災害ボランティア連絡調整会議」設置訓練に参加しました。【21.10.26】

今年もオンラインを活用しハイブリッド方式で開催されました。

2021年10月24日(日)、岐阜県総合防災訓練の一環として「岐阜県災害ボランティア連絡調整会議」設置訓練が行われました。岐阜県災害ボランティア連絡会の構成団体(16団体)と被災市町村(安八町)、被災市町村社会福祉協議会(安八町社協)が参加し、全岐阜県生協も連参加しました。

今年の訓練は、岐阜県美濃中西部を震源とするマグニチュード7.9の内陸直下型地震が発生し、岐阜・中濃地区を中心に大きな被害が発生したという想定で行われました。今年も新型コロナウイルス感染拡大への対応として、岐阜県庁をメイン会場にオンラインを併用して開催されました。

訓練は午前9時に始まり、発災2日目に安八町社会福祉協議会から岐阜県社会福祉協議会に、災害ボランティアセンター設置の報告があり、県社協から岐阜県に、県内6市町で災害ボランティアセンターが設置されることになったと連絡するところから始まりました。

その後、9:15に岐阜県災害ボランティア連絡調整会議設置、9:20からコア会議開催、そして10:00から全体会議の開催訓練と進みました。

訓練の最初に、岐阜県健康福祉部の長沼次長から挨拶と主旨説明があり、ぎふNPOセンターの野村理事長の進行で、被害状況(人的被害、住家被害、避難者数、ライフライン、土砂災害・河川被害、道路交通規制、農林業被害、公共交通機関、学校休業など)の報告(県防災課)、被災地の状況報告(安八町福祉課)、西濃地域の状況報告(ぎふNPOセンター)、県内の災害ボランティアセンターの設置状況報告(県社協)等、続けて報告され、この日の状況を全員で共有化し翌日への課題を確認して初日の訓練は終了しました。

全岐阜県生協連から物資支援の準備状況を報告しました。

続いて翌日の訓練に入り、その後の被災状況や避難所の状況が報告されたあと、被災地支援の課題が整理され、それに対して各構成団体からできる支援内容を報告しあいました。全岐阜県生協連からは、岐阜県との災害基本協定に基づき、飲料や食料品、生活用品の準備状況、トラック等の支援準備について報告しました。

ひと通り報告し、食料・飲料水、マスク・消毒液等の不足、ヒトやモノの輸送手段の問題、外国人への対応、医師・看護師の不足、重機を扱えるボランティアの不足などへの支援計画まで確認して、2日目の訓練を終了しました。

一昨年から始まったこの訓練は、想定する被害状況に対して、被災地で災害ボランティアセンターが設置されることを前提に、関係団体が役割に沿ってどのような準備を進めているか、そして県や市町村をキーに、いかにムダやムリのない災害ボランティア対応を進めていくかを重点テーマにしています。いざ災害が発生した際に、確実に初動体制がとれるよう日頃から準備していくことの大切さを改めて感じました。

全岐阜県生協連は、岐阜県災害ボランティア連絡調整会議設置マニュアルの中で期待される役割として、炊き出し・サロン活動・学生のボランティア募集が要請されています。今年の訓練は発災3日目、4日目の二日間の訓練として行われましたし、災害ボランティアの「事前登録システム」の登録テストも導入するなど昨年からの進展もありました。行政や多くの団体と一緒に参加できたことを力にして、災害ボランティア活動への対応力を高めていきたいと思います。

◆この日参加の行政・団体 ※発言・報告をされた団体

岐阜県健康福祉部地域福祉課
岐阜県危機管理部防災課
岐阜県環境生活部県民生活課
ぎふNPOセンター
安八町
安八町社会福祉協議会
岐阜県社会福祉協議会
岐阜県災害ボランティアコーディネーター
日本青年会議所東海地区岐阜ブロック協議会
岐阜県国際交流センター
日本赤十字社岐阜県支部
NPO法人Vネット
岐阜県青年のつどい協議会
岐阜県共同募金会
全岐阜県生活協同組合連合会