2022年1月27日(木)、岐阜大学の農業政策学の授業に出講し、協同組合や生協について学生さんにお話ししました。この取り組みは、岐阜県内のJA、酪連、生協連で構成する岐阜県協同組合間提携推進協議会の活動として毎年行っているものです。今回は、JA岐阜中央会と全岐阜県生協連とで分担して参加しました。
この日の授業は次のように分担して行いました。
(1)「地域におけるJAの役割」 JA岐阜中央会総合企画部 小西洋次さん
(2)「協同組合の始まりと岐阜県の生協」 岐阜県生協連 佐藤圭三
授業の最初に、李侖美准教授(岐阜県協同組合間提携推進協議会座長)から主旨説明があり、まず前半40分は、JA岐阜中央会の小西さんからJAグループの紹介動画を視聴した後でJAの組織や事業の種類・内容、役割、今後の課題などが説明されました。協同組合と株式会社との違いや「一人一票制」など協同組合に共通することを丁寧に説明されました。
続く後半40分は、岐阜県生協連の佐藤から生協がイギリスで生まれ世界中にひろがった歴史、日本での生協の発展の経過や活動、生協法や定款の説明、岐阜県内の各生協の紹介や今後の課題などをお話ししました。ロッチデール原則については、 民主主義の原則、利用割戻し、正直な商売、教育の重視など、170年以上たった今でも変わらず生協運営の要となっていることをお話ししました。
長引くコロナ禍の中にあって、今年も貴重な機会を与えていただいたことに感謝します。学生さんたちのレポートでどのような感想が書かれてくるのかが楽しみでもあります。