2022年2月21日(月)、2021年度の監事監査実務学習会をオンラインで開催しました。
この学習会は、会員生協ごとに監査実務の学習を計画的に進めることは難しいことから、岐阜県生協連の会員生協が合同で開催している取り組みです。日本生協連『県連主催の各種研修会用標準プログラム』【監事監査の分野】を利用して、毎年開催しています。
今回は7生協から16名の理事・監事、職員の方が参加されました。
講師は日本生協連法務部の宮部好広さんにお願いし、東京のコーププラザと各生協・参加者をオンラインでつなぎ、今日のために作成していただいた研修資料「生協のガバナンスと監事監査」と別冊資料に沿って講義していただきました。
大坪会長理事の開会挨拶に続き、
Ⅰ.生協のガバナンスと機関運営
Ⅱ.監事の職務と権限・義務・責任
Ⅲ.監事の活動を考える
の流れで、過去の事例を交え、監事監査の基本部分から丁寧に説明していただきました。
今回は、初めて参加される方が例年より多いことから、監事監査の実務より前の、生協のガバナンスや機関運営、監事のポジション・職務と権限・義務・責任などの基本部分を学ぶことに重点を置きました。善管注意義務や監事の独立性、法的責任ついても噛み砕くように説明していただけたので改めて復習の意味でも理解が進みました。
最後の「監事の活動を考える ~4つの視点から~」は、今後の監事の体制づくりや活動を考える上での留意点が簡潔明瞭に整理されており、各生協の取り組みに大いに参考になったと思います。
最後に質疑応答応答を行い、特定監事や特定理事について、また監事の責任の時効についてなど理解を深め、この日の学習会を終了しました。
参加者からは、
・監事の役割の重要性と責任の重大さがわかった。
・監事の善管注意義務や監査環境の整備について学べた。
・毎月の理事会への出席や半期ごとの監査に加え、内部統制制度の充実が必要だと感じた。
・自生協の実情に照らして改善課題を検討したい。
・理事会運営への取り組み方や、監事との協力体制を強化したい。
などの感想が出されました。
コロナ禍での開催となりましたが、ご多忙の中参加いただいた皆さま、そして講師の宮部さんに感謝いたします。