活動の報告

岐女短生協ぴーちクラブ「えだまめ農業体験」事前レクチャーが開催されました【22.5.23】

今年は全員が集まって事前レクチャーを行うことができました。岐女短生協の池戸さんに準備していただきました。

2022年5月18日(水)、岐阜市の岐阜市立女子短期大学において、2022年度の「えだまめ農業体験」の事前レクチャーが行われました。
この「えだまめ農業体験」は、岐阜県の食農教育実践支援事業として平成24年から始まり、地元岐阜市の代表的な農産物である「えだまめ」を題材に、枝豆づくりの作業を通して、枝豆のことを知るだけでなく、農業の大変さや生産者のご苦労を知る貴重な体験として継続されてきました。岐女短生協の学生委員会「ぴーちクラブ」の活動を、大学やJAぎふ、岐阜農林事務所、岐阜県農政部、そして岐阜県生協連がサポートして毎年続けてきました。

新型コロナの影響で一昨年は休止しましたが、昨年から活動再開しました。今年度はさらに一歩前進させて、定植作業体験の再開を計画しています。農作業や生産者の方との交流を通して、コロナ禍の中で農業がどのように動いているか、生産者が対応されているかについても学ぶことをテーマに組み込んでいます。

この日は、まず関係者の紹介に続き、岐阜県生協連から趣旨説明も含め開会挨拶を行いました。
そして、JAぎふ黒野農産物流センターの山田将大さんから、岐阜の枝豆の特長や、生産から出荷までの流れなどをビデオを使って説明していただき、続いて岐阜農林事務所農業普及課の小森志保さんから、岐阜クリーン農業や岐阜県GAPについて資料で説明していただきました。

JAぎふの山田将大さんの説明。

●山田さんのレクチャーから
岐阜市の枝豆農家数は約166軒。栽培面積は100haです。減少傾向にはありますが、生産量633トンで約5億円の出荷高を誇っています。全国でも早い段階から機械化が始まりました。1月からハウスでの播種が始まり、4月から11月まで収穫が行われるなど、長い期間をかけて収穫・出荷することが特長です。品種も豊富で約6割が関西へ出荷されているそうです。



岐阜農林事務所の小森志保さんの説明。

●小森さんのレクチャーから
資料に基づき、①日本農業の現状、②GAPとは、③ぎふ清流GAP評価制度とは について説明がありました。「岐阜クリーン」から「岐阜県GAP」に推移してきた背景や、GAP導入の目的や効果などをわかりやすく学ぶことができました。農業者の労働条件の改善や育成につながるとよいと思いました。



続いて、今年度の活動計画を確認しました。6/4(土)定植体験、6/25(土)農作業体験、10/18(火)発表会、11月事業報告書作成の予定で進めます。

岐女短生協の坂田充宏さんから閉会挨拶。

昨年も参加された学生さんから去年の感想を紹介していただいた後で、最後に岐女短生協代表理事の坂田充宏さんから閉会の挨拶があり、この日のレクチャーを終了しました。まだ新型コロナの影響は続きますのでので、状況を見ながら対策をとって進めていきます。今年も関係者の皆さんにはお世話になります。どうかよろしくお願いします。



■開催の概要

日時:2022年5月18日(水)15:00~16:00

会場:岐阜市立女子短期大学 1-404講義室

出席:ぴーちクラブの学生さん7名、山田将大さん(JAぎふ)、小森志保さん(岐阜農林事務所)、                       坂田充宏さん、池戸志帆さん(岐女短生協)、佐藤圭三(岐阜県生協連)

傍聴:林万葉さん(大学生協連東海ブロック 学生事務局)  オンラインにて