2022年6月28日(火)、岐阜大学の農業政策学の授業に出講し、協同組合や生協について学生さんにお話ししました。この取り組みは、岐阜県内のJA、酪連、生協連で構成する岐阜県協同組合間提携推進協議会の活動として毎年行っているものです。今年度は4組織で2回に分かれて行うこととし、この日はJA岐阜中央会と全岐阜県生協連が担当しました。
この日の授業は次のように分担して行いました。
(1)「協同組合の成り立ちとJAの役割」 JA岐阜中央会総合企画部 笠井貴仁さん
(2)「協同組合の始まりと岐阜県の生協」 岐阜県生協連 佐藤圭三
出席は21名。授業の最初に、李侖美准教授(岐阜県協同組合間提携推進協議会座長)から今日の主旨説をしていただき、まず前半40分は、JA岐阜中央会の笠井さんからJAグループの紹介動画を含めてJAの組織や事業の種類・内容、役割、今後の課題などが説明されました。「協同組合とは何か?」の基本から始まり、協同組合と株式会社との違いや「一人一票制」など協同組合に共通することを丁寧に説明されました。
続く後半40分は、岐阜県生協連の佐藤から生協がイギリスで生まれ世界中にひろがった歴史、日本での生協の発展の経過や活動、生協法や定款の説明、岐阜県内の各生協の紹介や今後の課題などをお話ししました。ロッチデール原則については、 民主主義の原則、利用割戻し、正直な商売、教育の重視など、170年以上たった今でも変わらず生協運営の要となっていることをお話ししました。また、身近な例として岐阜大学生協の定款も引用して生協の組織や事業がどのように組み立てられているかもお話ししました。
岐阜大学は対面授業率の高さは全国有数とのことで、今年も学生さんに生協についてお話しする貴重な機会を与えていただいたことに感謝します。朝一番の授業でしたが、学生さんたちもけっこう熱心に聴いていただけたと思います。レポートでどのような感想が書かれてくるのかが楽しみです。