2022年8月4日(木)~7日(日)、岐阜県原爆被爆者の会(岐朋会)が主催し岐阜県内の生協や団体が連携して取り組む「原爆と人間展」が、不二羽島文化センターで開催されました。
新型コロナのため、一昨年は休止し昨年は羽島市民会館に会場をかえて開催していましたが、今年は羽島市と早くから相談し3年ぶりこの会場での開催が実現しました。
2階の展示コーナーには、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)制作の「原爆と人間」パネルを中心に、昨年1月に発効した核兵器禁止条約に関する資料、今年6月にオーストリアのウィーンで開催された核兵器禁止条約第1回締約国会議の新聞記事、そして今週8月6日に行われた広島平和記念式典での「平和宣言」(松井一実広島市長)など45点のパネルに他、核廃絶をテーマにした絵本などが展示されました。
同センターでは、これまた3年ぶりに「第60回岐阜県吹奏楽コンクール岐阜県大会」が同じ日程で開催されており、展示コーナーに立ち寄って展示物を興味深く観ていかれる家族連れの姿もありました。中には、展示してあるパネルの貸出しについて問い合せされる方もありました。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから半年近くになりますが、未だ収束の気配はなく、核兵器の使用が現実の危機として世界の人々を震撼させています。
唯一の戦争被爆国である日本に暮らす私たち一人ひとりが、核兵器の無い世界を実現するために具体的な行動を起こすことが求められており、今回の「原爆と人間展」もその一つの取り組みとなりました。
岐阜県生協連は「岐阜県ピースアクション連絡会」を結成して、県内のさまざまな団体の皆さんと一緒に岐朋会の活動をサポートしています。この「原爆と人間展」もコロナ禍の中で従来の形に近づけて再開することができつつあります。今後も多くの人が連携してサポートしていきたいと思います。
◆岐阜県ピースアクション連絡会の構成団体
岐阜県原爆被爆者の会(岐朋会)
被爆者の願いを継承する岐阜県民の会
岐阜県学校生協
西濃医療生協
きょうされん岐阜支部
国民平和大行進実行委員会
コープぎふ
コープぎふ労働組合
全岐阜県生活協同組合連合会