2022年9月12日(月)、岐阜市のOKBふれあい会館にて、認定特定非営利活動法人ぎふハチドリ基金(以下、ぎふハチドリ基金)の2022年度通常総会が開催されました。
ぎふハチドリ基金は、若い世代(子ども・若者・子育て家庭)が抱える困難を、地域の支え合いで解決できる社会を目指し2012年10月に設立された組織です。支援者からの寄付金やハチドリ応援団(地域の企業、商店、団体、個人)からの会費を原資に、こども食堂や無料塾、子どもや若者が自分らしく過ごせる居場所づくりなどへの助成事業を柱に様々な支援活動に取り組んでいます。2018年2月にNPO法人に登録、そして2020年3月には認定NPO法人格を取得しています。
総会は正会員21名全員が出席(会場、オンライン、書面)し、副理事長の鳥居翼さんの開会挨拶に続き、議長に理事長の川合宗次さんが選出され、2021年度事業報告、決算および監査報告の審議が行われ承認されました。
ぎふハチドリ基金は5つの事業を行っています。2021年度の助成事業では23件・総額約323万円の助成が行われ、経済的困窮やいじめ、ひきこもり等、さまざまな困難を抱える子どもや若者、子育て家庭を支える活動への助成の様子が報告されました。ハチドリCafe開催事業は、コロナの影響で対面でのイベントはできませんでしたが、秋に応援団やぎふハチドリ基金に関心がある方の交流会が開催され参加者の感想も報告されました。オンラインハチドリCafeも4回開催されましたし、助成事業募集に積極的に取り組まれた結果、2022年度の採択数事業数は27件、助成総額は約685万円と過去最高になりました。
続いて、2022年度事業計画の報告があり、2022年度は設立10周年の節目の年として助成メニュー・募集要項を見直すとともに、情報発信・広報・啓発事として寄付支援ポータルサイトの構築やホームページの改良に力をいれる旨が報告されました。
全岐阜県生協連は、ハチドリ基金の理事を務め、同時に「ハチドリ応援団」にも登録し同基金を財政面からも応援しています。会員生協の岐阜労済生協(こくみん共済coop)が新規で助成コースに応募された他、東海ろうきんの活動助成もさらにひろがりました。 また、同基金を支える重要なパートナーである賛助会員(ハチドリ応援団)に生協アイチョイス岐阜が加わるなど関わりが強まりましたし、募金箱設置機関として、会員生協の10事業所にハチドリ募金箱が設置されています。
設立10年を経てぎふハチドリ基金を通した支援の輪は着実にひろがっています。困った人を支えるさまざまな仕組みが地域の中に充実していくことはますます社会的に大事になると思われます。岐阜県生協連は引き続き会員生協が一緒になってぎふハチドリ基金の活動を応援していきます。