2023年1月15日(日)、岐阜県図書館多目的ホール(岐阜市)において、ぎふハチドリ基金創設10周年を記念して、映画「189」上映会が開催され、約250名の方が鑑賞しました。この映画は、児童相談所職員の目を通して児童虐待の実態を描いた作品です。新人児童福祉司の青年が児童相談を巡る体制や職場の問題等に悩みながら、自分の志を貫き通すべくケースに立ち向かっていく様子が丁寧に描かれていました。ふだんはテレビなど見る機会が少ない児童虐待について少しですが学ぶことができた貴重な機会となりました。
上映終了後は交流会も持たれ、同基金の川合理事長から岐阜県の虐待の現状やぎふハチドリ基金の役割などが紹介され、参加者と意見交換が行われました。
ぎふハチドリ基金は、若い世代(子ども・若者・子育て家庭)が抱える困難を、地域の支え合いで解決できる社会を目指し2012年10月に設立された組織です。支援者からの寄付金やハチドリ応援団(地域の企業、商店、団体、個人)からの会費を原資に、こども食堂や無料塾、子どもや若者が自分らしく過ごせる居場所づくりなどへの助成事業を柱に様々な支援活動に取り組んでいます。
全岐阜県生協連は、ハチドリ基金の理事を務め、同時に「ハチドリ応援団」にも登録し同基金を財政面からも応援しています。今回の映画上映会については、会員7生協で広報活動を行い、当日の参加や受付業務もお手伝いさせていだきました。設立10年を経てぎふハチドリ基金を通した支援の輪は着実にひろがっています。困った人を支えるさまざまな仕組みが地域の中に充実していくことはますます社会的に大事になると思われます。これからも会員生協が一緒になってぎふハチドリ基金の活動を応援していきいと思います。