活動の報告

岐朋会「原爆と人間展」が各務原市で開催されました【23.6.18】

2023年6月16日(金)~18日(日)、岐阜県原爆被爆者の会(岐朋会)が主催する「原爆と人間展」が、各務原市立中央図書館3階展示室で開催され、3日間で約300人の来場がありました。

各務原市の「原爆と人間」展はも20数年にわたり開催されています。各務原市は各務原空襲のあった6月22日を「平和の日」と条例で定め、平和の催しの開催や、小中学校で折り鶴を折るなど、戦争を繰り返すことがないよう様々な取り組みを進められており、この「原爆と人間」展も毎年積極的に支援していただいています。平成14年から各務原市と岐朋会の共同開催となり、今年も各務原市企画総務部から岐朋会に相談をいただき実現することができました。

会場には原爆の模型や被曝時の写真や絵画、核兵器禁止条約の資料のほか、市内の小学校の児童が書いた平和メッセージ、学校や企業・クループからの千羽鶴など約100点が展示されました。

※懐かしい漫画や、市内の福祉施設からの贈られた千羽鶴も展示されていました。毎年6月22日「平和の日」の学校給食は、戦時中の食事を再現したメニューが出されます。

同施設では、他にも、6月17日「少年の主張」発表会、18日「高校生が見た各務原空襲」講演会・座談会も開催されましたし、俳優の紺野美沙子さんの朗読「星は見ている~原爆でわが子を亡くした父母らの手記より」のDVDも上映されるなど、平和について学び考える企画に取り組まれていました。

※会場に隣接して、紺野美沙子さんの朗読DVD上映会が開催されていました。

戦後78年を数え、被爆者の平均年齢は84歳を超え活動できる方も少なくなっています。ここ各務原市でも昨年まで同市在住で地域の責任者として活動してみえた久代譲さんが昨年末に亡くなられ、被爆2世の福田義男さんに引き継がれましたが、岐朋会の活動への支援はますます必要になっている状況です。岐阜県生協連は「岐阜県ピースアクション連絡会」を結成して、さまざまな団体の皆さんと一緒に岐朋会の活動をサポートしています。

※親子連れで来場し、食い入るように展示パネルに見入る子もありました。
※今年も市内の小学生から寄せられた「平和のために、私たちができること」メッセージが数多く掲示されていました。

今回の「原爆と人間展」の運営体制も、きょうされん岐阜支部やコープぎふなど連絡会の参加団体から応援に来ていただき、岐朋会のお役に立つことができました。今年の「原爆と人間展」はこれから県内各地域で開催していきますので、これからもみんなでサポートしていきたいと思います。



■スタッフとして支援していただいた皆さま。ありがとうございました。

池田光巳さん、牛丸基樹さん(きょうされん岐阜支部)
横山裕子さん(岐阜県平和委員会)
蟹沢保子さん、野村育子さん(岐阜県ユニセフ協会)
堀部智子さん、伊藤陽子さん、武藤公成さん、中野拓二さん、堀美奈子さん(コープぎふ)
赤塚さとみさん、井平美恵子さん(被爆者の願いを継承する岐阜県民の会)
佐藤圭三さん(全岐阜県生協連)

■岐朋会から参加された皆さま。おつかれさまでした。
  これからも、ご一緒によろしくお願いいたします。

加田弘子さん、木戸季市さん、福田義男さん、佐藤朱美さん、渡辺三千子さん、
西田詩津子さん、森成器さん