活動の報告

岐朋会「原爆と人間展」が羽島市で開催されています。【23.8.6~10】

初日の会場の様子

2023年8月6日(日)~10日(木)の5日間、岐阜県原爆被爆者の会(岐朋会)が主催し岐阜県内の生協や団体が連携して取り組む「原爆と人間展」が、不二羽島文化センターで開催されています。

新聞社の取材を受ける会場責任者の福田義男さん(右)

羽島市での「原爆と人間展」は、およそ20年前に市役所ロビーでの展示から始まり、近年はこの会場で開催される吹奏楽コンクールの期間に合わせて開かれています。
新型コロナのため、2020年は休止しましたが2021年からは羽島市と相談して感染防止対策をとりながら再開してきました。

2階の展示コーナーには、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)制作の「原爆と人間」パネルを中心に、岐朋会「原爆と人間展によせて」、「岐阜県被爆者の訴え」、核兵器禁止条約に関する資料、今年5月に広島市で開催されたG7サミットの新聞記事、53点のパネル展示や、核兵器に関する書籍などが展示されました。

吹奏楽コンクールの出演者や関係者の方の中にも、コーナーに立ち寄って興味深く観ていかれる家族連れの姿もありましたし、新聞を見て岐阜市から来られた被爆3世の方もいらっしゃいました。

家族連れの来場者も

この日は丁度78回目の「広島 原爆の日」。8時15分から行われた平和記念式典では、広島市の松井一実市長が平和宣言の中で、核抑止論はすでに破綻しており、速やかにそこから脱却するよう各国の指導者に訴えられました。

ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから1年半近くになりますが、ロシアの核による威嚇や中国の核戦力増強、北朝鮮やイランの核開発など、核軍縮に逆行する大変危険な状況にもあります。

被爆3世の方も来てくださいました。

唯一の戦争被爆国である日本に暮らす私たち一人ひとりが、核兵器の無い世界を実現するために具体的な行動を起こすことが求められており、「原爆と人間展」もその一つの取り組みです。

岐阜県生協連は「岐阜県ピースアクション連絡会」を結成して、県内のさまざまな団体の皆さんと一緒に岐朋会の活動をサポートしています。この「原爆と人間展」もコロナ禍の中で従来の形に近づけて再開することができつつあります。今後も多くの人が連携してサポートしていきたいと思います。

◆岐阜県ピースアクション連絡会の構成団体

 岐阜県原爆被爆者の会(岐朋会)
 被爆者の願いを継承する岐阜県民の会
 岐阜県学校生協
 西濃医療生協
 きょうされん岐阜支部
 国民平和大行進実行委員会
 コープぎふ
 コープぎふ労働組合
 全岐阜県生活協同組合連合会