●「こども平和ひろば」のテーマ
「こども平和ひろば」のテーマは、こどもたちが平和について考える「きっかけ」となる場づくりです。夏休みに親子で気軽に参加していただき、未就学児から小学生をメインに楽しく参加してもらうこと、あわせて、大人の方も平和について考え、家庭でおしゃべりしてもらうことを大切にしています。
2023年8月27日(日)、岐阜市正木のマーサ21北館1階のマーサスクエアで、岐阜県ピースアクション連絡会が主催する「第5回こども平和ひろば」が開催されました。(協力:マーサ21ショッピングセンター)
コロナ禍の中では開催を休止したり縮小してきましたが、今年はコーナー企画とステージ企画など従来通りに戻しました。コーナー企画は実行委員会のメンバーが分担して、平和のしおりやメッセージカード、昔懐かしい手作りおもちゃづくり、ユニセフコーナーなど楽しく体験したり、岐阜空襲や日本国憲法、原爆に関するパネル展示、平和の関する絵本の展示コーナーなど、見たり話したりして楽しく学べる場をたくさんつくりました。ステージ企画では、ギター演奏によるライブステージや、中学生・高校生の平和活動の発表や、ダンスステージなど、子どもが登場して盛り上がりました。
この日は朝8時前からスタッフが集合して展示品の搬して、コープぎふ理事長の大坪光樹さんの挨拶でスタートしました。
■ステージ・TVモニター企画
その後はステージ企画の進行に合わせて徐々に来場者が増えてきました。特に、中学・高校生の平和活動発表や、いぶき福祉会の仲間たちのダンス、マーサ教室の皆さんのダンスでは、友だちや学校関係の方、ご家族などが応援に駆けつけてくださり会場の熱気が一気に上がりました。
■ものづくりと体験のコーナー
それらにあわせて小さなお子さんが来てくれて、ご家族で一緒に工作をしたり、ユニセフコーナーの水がめ体験などで楽しんでいただけました。
■展示のコーナー
岐阜空襲や原爆の実相をリアルに表わす展示品や資料に見入る方の姿がありました。子どもさんに原爆パネルのことを資料のことを説明しているお母さんの姿が印象的でした。絵本のコーナーには「はだしのゲン」など貴重な書籍が展示されました。
予定通りにブログラムが進み15時に閉会式。実行委員会を代表してコープぎふ副理事長の堀部智子さんの閉会挨拶で今年の「こども平和ひろば」は無事終了しました。久しぶりにフル企画で開催でき楽しく行うことができたと思います。買い物に来られた人にこども平和ひろばを見ていただくこともできたと思います。約半年間かけて計画づくりや準備にご尽力いただいた実行委員会の皆さん、ご支援ご協力をいただいた皆さん、本当にありがとうございました。今年も会場をお貸しいただいたマーサ21さんにも感謝申しあげます。
後日実行委員会でまとめを行います。今年の開催テーマとして、「子どもに楽しく参加してもらうこと」「子どもが参加できる企画づくり」を目指しました。企画づくり、出演者探し・打合せを進める中で、平和への関心や強い思いを持っている若い世代の人が育っていることに気づきましたし、日々の活動を発表する場を探している子どもたちがいることがわかりました。「こども平和ひろば」は、平和の大切に気づいてもらうこと、平和について考えるきっかけにしてもらうことが目的ですが、大人から子どもへの継承の場にもなっていると感じた今年の開催でした。
■こども平和ひろば実行委員会の参加団体(ありがとうございました)
•岐阜県原爆被爆者の会(岐朋会)
•被爆者の願いを継承する岐阜県民の会
•岐阜県学校生協
•西濃医療生協
•きょうされん岐阜支部
•国民平和大行進実行委員会
•岐阜県ユニセフ協会
•ぎふ子ども劇場
•ぎふ山県子ども劇場
•コープぎふ、コープぎふ労働組合
•全岐阜県生協連
•その他有志の皆さん