2023年11月10日((金))、岐阜市のホテルグランヴェール岐山で2023年度岐阜県生協大会を開催し、94名が参加しました。(来賓関係6名、講師1名、生協役職員58名、組合員・一般29名)ました。岐阜県生協大会は、1984年の第1回開催以降、中期計画に照らしてテーマや持ち方を考えながら毎年開催しています。
今年は、『共に生きるとは何か -難民の声、家族の歴史から考えた多様性-』をテーマに、テレビでも活躍されている、フォトジャーナリストの安田菜津紀さん(認定NPO法人Dialogue for People副代表)を講師に迎え、今地球を救うキーワードとして注目されている「多様性」「共生」について学習しました。
この日は、生協アイチョイス岐阜理事の花田純子さんの司会で始まり、全岐阜県生協連大坪光樹会長理事より、また来賓として、岐阜県生活環境部高橋一雅次長より、岐阜県議会厚生環境委員会の若井敦子委員長より、岐阜県農業協同組合中央会の川村規明生参事より挨拶がありました。
皆様からは、岐阜県内の生活協同組合が日頃より地域の諸課題に対して、行政や諸団体との連携を深め、事業や社会活動により大きな貢献を果たしていることへの感謝と、引き続きの推進と生協のますますの発展を期待する旨の挨拶がありました。
続いて安田菜津紀さんの講演会。安田菜津紀さんから、昨年から続くロシアによるウクライナ軍事進攻、今年10月から起きているパレスチナのガザ地区、そしてシリア難民の方の声や現地の様子をご自身が撮影した映像等を見せていただきながらお話しいただきました。
また、日本における難民認定やヘイトスピーチの現状も説明していただきましたし、ご自身の家族の歴史や、川崎市の「ふれあい館」の地域とのつながりの事例も紹介していただきました。お話をお聴きして、「共生」「多様性」の観点から見た今の日本の課題が何であるのか、また「共に生きる」とはどういうことなのか?、私たちは生協としてどんなことができるのか?など、貴重な問いかけをいただいた気がしました。
講演後の質疑応答タイムでは事前に寄せられていた質問(サンデーモーニングについて)や、会場からの質問にも丁寧に答えていただきました。写真を通して真実を伝え続ける安田さんのブレない姿勢に対して、参加アンケートでも多くの共感と激励の声が寄せられました。
最後に、全岐阜県生協連の内藤浩副会長理事より、本日のお礼とともに、「今日の講演での学びを、これからの生協の特長を活かした取り組みにぜひつなげたい」との決意表明があり今年の生協大会を終了しました。
閉会後にロビーで行われた安田さんのサイン会では、大勢の方に書籍やカレンダーをご購入いただきました。多くの方の参加とご協力により、今年の生協大会も有意義な一日となりました。
ありがとうございました。