2023年11月11日(土)、岐阜市民会館にて、2023年度消費者ネットワーク岐阜下期講演会が開催されました。会場に消費者ネットワーク岐阜世話人、会員、学生など22名、オンラインで24名が参加しました。また、後日オンデマンドで約300名の大学生が参加する予定です。
大藪千穂代表の開会挨拶に続き、京都産業大学法学部の坂東俊矢教授の「SNSから始まる消費者トラブル –インターネットでの情報発信を考える-」の講演を聴いて学習しました。いつも便利に使っているSNSや口コミにも危険が潜んでいること、それを見抜く力をつけることが必要であること等がわかりました。
- そもそもSNSとは何か? 私たちはネットで商品やサービスを選ぶとき、何を参考にしているのか? 消費者相談の購入別割合やSNS相談件数の年次推移状況。
- SNSを使った消費者詐欺事件の事例、SNSで始まる「闇バイト」の実際と実態調査結果、LINEによる勧誘に対する消費者庁からの「注意喚起」の事例。
- 消費者法におけるSNSの取り扱いの推移、勧誘と広告をめぐる法律の枠組みや司法(判例)の考え方、SNS等のデジタル情報への警戒を機能させる基盤として重要なものは何か?
最後に消費者ネットワーク岐阜の御子柴副代表の閉会挨拶で講演会を終了しました。SNSは楽しく便利なツールとして使われている一方で、その中には犯罪につながる恐ろしい情報があるということ、多くの善良なる口コミの中に危険が潜んでいることに注意をしながら、便利なツールとして使うことが大事だと学びました。