2024年2月9日(金)、美濃市消費者行政窓口との懇談会がンラインで開催しました。消費者ネットワーク岐阜は岐阜県や市町村の消費者行政窓口部局との懇談会を毎年開催しています。
この日、美濃市からは、産業振興部産業課商工業振興係の太田係長と消費生活相談員の石部氏の2名が、消費者ネットワーク岐阜からは大藪代表ら6名が参加しました。
美濃市の相談体制は、相談員の石部さんが週4日の勤務で窓口対応している他、不在時は岐阜県の相談センターを案内されています。相談件数は、2010年度は年間7件でしたが、近年は70件前後に増えているそうです。市職員が兼務で対応していた体制から、資格を持った専任の相談員の配置へと窓口を強化し、件数増や相談内容の高度化・多様化に対応してこられました。
相談内容の特徴では、昔は訪問販売や架空請求が主流だったものが、近年はワンクリック詐欺やインターネット関連が増えているとのこと。インターネットを利用した悪質な手口の事例も年に数件あるそうです。また、独自の事業として、高齢者の生涯学習を目的とする団体があり、補助金を活用して高齢者向けの消費生活をテーマにした講演会・勉強会を開催していただいているそうです。意見交換では、たくさんの質問が出され盛り上がりました。
最後に、御子柴副代表から閉会挨拶があり、この日の懇談会のお礼とともに、印象に残ったこととして、美濃市は行政の規模は比較的小さいながらも、消費者行政窓口部局と福祉部局が近い関係を保ちながら、今起きている問題への取組みがされていること、相談件数の飛躍的な増加に対して、限られた人員ながら窓口体制の充実や対応力の強化がはかられてきたこと等が述べられました。