活動の報告

「協同組合の始まりと岐阜県の生協」岐阜大学授業への出講を行いました【24.6.18】

教室の様子。まず李先生から授業の主旨について説明していただきました。

2024年6月18日(火)、今年も岐阜大学の農業政策学の授業に出講させていただき、学生さんに生協についてお話ししました。この取り組みは、岐阜県内のJA、酪連、生協連で構成する岐阜県協同組合間提携推進協議会の活動として毎年行っているものです。二日に分けて行っており、この日はJA岐阜中央会と全岐阜県生協連が担当しました。

この日の授業は次のように分担して行いました。

(1)「協同組合とJAのあらまし」 JA岐阜中央会協同活動推進課 落合渉 氏
(2)「協同組合の始まりと岐阜県の生協」 岐阜県生協連 佐藤圭三

JA岐阜中央会の落合渉さんの講義

出席者は20名。授業の最初に、李侖美准教授(岐阜県協同組合間提携推進協議会座長)から今日の主旨説をしていただき、まず前半40分で、JA岐阜中央会協同活動推進課の落合渉さんから、JAグループの紹介動画を含めてJAの組織や事業の種類・内容、役割、今後の課題などが説明されました。「協同組合とは何か?」の基本から始まり、協同組合と株式会社との違いや「一人一票制」など協同組合に共通することを丁寧に説明されました。

続いて後半40分で、岐阜県生協連から「協同組合の始まりと岐阜県の生協」についてお話ししました。生協がイギリスで生まれ世界中にひろがった歴史、日本での生協の発展の経過や活動、生協法や定款の説明、岐阜県内の各生協の紹介や今後の課題などをお話ししました。ロッチデール原則については、 民主主義の原則、利用割戻し、正直な商売、教育の重視など、170年以上たった今でも変わらず生協運営の要となっていることをお話ししました。また、身近な例として岐阜大学生協の定款も引用して生協の組織や事業がどのように組み立てられているかもお話ししました。生協法との関係で努力してきたこと、近年の規制緩和の動き、生協間連携(共済事業や卒業生向けセミナー等)などもお話ししました。

大学生に生協のことを話す機会は希少ですし、1時限目ながらも今年も熱心に聴いていただくことができました。毎年貴重な機会を与えていただいていることに感謝します。レポートでどのような感想が書かれてくるのかが楽しみです。