活動の報告

岐朋会「原爆と人間展」マーサ21で開催中。【24.8.26】

会場設営が完了。一人でも多くの方に見ていただきたいです。(岐朋会・関係者の皆さん)

岐阜県原爆被爆者の会(岐朋会)が主催し岐阜県内の生協や団体が連携して応援する「原爆と人間展」が、今年も7月から岐阜県の各地域で開催されています。明日(8/27)からは岐阜市のマーサ21の「マーニャンのみんなの作品展」コーナーで開催されます。(~9/3(火))

展示コーナーには、広島と長崎の被爆の様子を表わす写真・絵のパネルと核兵器禁止条約関連の資料18点が掲示されています。原爆で焦土となった広島と長崎の街の風景や、原爆投下後にも多くの人に原爆症の被害をもたらした「黒い雨」、幼い弟の亡骸を背負って火葬場に立つ「焼き場の少年」など、パネルを見ると戦争の悲惨さに胸が絞めつけられます。

被爆者の長年の願いであった核兵器禁止条約が2021年1月22日に発効し3年が経ちました。2024年1月16日現在で署名:93か国・地域、批准:70か国・地域と参加国は増えていますが、ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルとパレスチナ(ガザ地区)との戦闘は続き、その間にも核兵器使用を仄めかしての威嚇も行われるなど、世界は核戦争の危機に晒され続けています。
そして、日本国民の7割以上が、日本も核兵器禁止条約に参加すべきと考えています。

今年で原爆投下から79年が経ちました。原爆被爆者も高齢化し活動できる範囲も徐々に限られ、被爆や戦争の体験を若い世代の人々に継承していくことがますますの課題となっています。この「原爆と人間展」は、幅広い世代の方に被爆の実相を伝え、核兵器廃絶、被爆者援護の輪を広げていくことを目指し毎年開催されています。全岐阜県生協連は、これからも被爆者の会の皆さんと一緒に、核兵器のない世界の実現に向け活動していきます。